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◆楽天証券もテコ入れ
FX市場は足元、再び活発化している。
東京金融取引所のFX「くりっく365」の1日平均の取引数量は、1月に30万6525枚
(1枚は最低取引単位)と、前月より6割近く増えた。昨夏から秋にかけては為替相場の動きが
小さく、売買高が低空飛行を続けていたが、11月中旬から始まった「安倍相場」で状況が
一変したからだ。実際、首位のGMOクリック証券の1月の売買高は、前月の2倍超の68兆円に
増えた。
こうした追い風もあって、新生・サイバーFXの滑り出しは順調なようだ。
ヤフー傘下として再スタートへの“助走”に入った今年1月、売買高は前月の約2倍に膨らみ、2月1日時点の預かり資産残高が600億円を突破した。
一方、活況に合わせたタイミングで再始動したのが、こちらもIT業界の雄、楽天傘下の楽天証券だ。
昨年11月上旬の中間決算説明会で楠雄治社長は自社のFX事業の低迷を嘆き、「新サービスでFXをテコ入れする」と強調。今年1月には「新楽天FX」を始めた。
新サービスでは自前のシステムを稼働させるとともに、為替取引も社内のチームで行うようにし、「迅速なサービスに対応できるようにした」という。楽天もヤフーと同様、数千万人規模の「楽天市場」のネット利用者を抱えており、強固な顧客基盤を活用してFX事業の拡大を狙う。
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■「安倍相場」で活況 再び淘汰・再編も
ネット大手2社の本格参入によって競争が激化するFX市場で、今後の鍵を握りそうなのが、スマホを通じた取引だ。関係者によると、FX取引全体に占めるスマホ経由の割合は1年前1割に満たなかったが、足元では3割程度まで上がってきたからだ。
スマホ対応をめぐっては、サイバーFXは、専用ソフト「Cymo」を09年から提供。
ヤフーもパソコンなど他の媒体より、スマホ向けのサービスを優先させる方針を取っていることもあって、伊藤社長は「もともとスマホに強みがあったが、ヤフーとの連携でさらに強化する」と強調する。
また、GMOクリック証券は「FXroid」、楽天証券は「iSPEED」など各社ともスマホ用アプリ(応用ソフト)を提供。注文操作の簡単さや、取引の参考になる指標の見やすさなどを競っている。
FX業界は、証拠金に対する実際に取引できる金額の倍率である「レバレッジ」について
10年に上限が50倍、11年に同25倍と相次いで規制が強化されて売買高が停滞、業者の淘汰や再編が進んだ。安倍相場以降の活況によって売買高は再び増勢傾向にあるが、ネット2社が存在感を高めれば、再び再編が進む可能性もある。
SBIはソフトバンクとは完全にきれてるよ
指標時にサーバーダウンとかもしなければw
FXで儲けるって言っても、予測しようがない
この業界も淘汰されそうだな